薛夕はこれらのコメントを見て、冷淡な表情で言った。「問題を出してください。」
本当に誰かが問題を出して、弾幕に投稿した。
——「5つの異なる色でA、B、C、D領域を塗りつぶします。各領域は1色のみで塗り、隣接する領域は同じ色で塗れません。塗り方は何通りありますか?注:ABCDは田字格の4つの領域です。」
薛夕は問題を見終わるや否や、即座に答えた。「260通りです。」
弾幕上には一連の疑問符が現れ、また誰かが仕込みだと非難した。
薛夕は眉をひそめた。「仕込みだと思う人は、自分で問題を出してください。」
——「わかりました。今すぐ本を開いて問題を探します。」
——「くそ、この態度は我慢できない。彼女の気勢を削ぐ必要がある!問題を探してくる!」
弾幕上にはさまざまな問題が現れ始め、問題はどんどん増えていった。薛夕の回答速度もますます速くなり、ほぼ弾幕上に問題が出るとすぐに答えられるようになった。ライブ配信ルームは一気に盛り上がった!
しかし、弾幕の文字数制限があるため、より複雑な問題は出せなかった。そこで誰かが尋ねた:
——「問題の写真を撮って、白光の最初のウェイボー投稿のコメント欄に投稿し、そこで解答してもらえますか?」
薛夕はそれを見て言った。「いいですよ。でも時間がないので、最初の100問だけにしましょう。」
視聴者:「…………!」
100問でも時間がない?
彼らにとって100問を解くのに4、5時間はかかるだろう!
薛夕はコメント欄も開いた。そこには確かに写真を投稿した人がいた。
弾幕での出題は、シンプルな文字問題しか出せなかったが、写真を投稿すると、問題は一気に計算問題になった。
最初の大問は、幾何学の問題だった。
薛夕はちらっと見て、ゆっくりと口を開いた。「この問題は補助線を引く必要がありますね…」
彼女はペンを取り、白紙を1枚取り出し、携帯電話の画面に表示されている問題の図を紙に描き、補助線を引いた後、答えを読み上げ始めた。「ACがBDに平行なので…」
1つの問題を解き終わると、次の問題の解答を始めた…
ライブ配信ルームは大盛り上がりで、人気はどんどん高まっていった。