一橋七男若様とは誰か？
上流社会で最も尊敬される人物であり、地位も極めて高く、国内外から憧れられ、名家の令嬢たちが次々と求愛している。
しかし今、七男の若様が久我月のような不良少女に引っかかってしまった。まるで蜂の巣を突いたようなものだ。
写真は動かぬ証拠だ。
多くの人々は信じたくなかったが、二人が見つめ合う写真を見て、コメント欄は火山の噴火のように爆発した。
[マジかよ！私の神様のような存在が、大学にも行ってない小娘に汚されるなんて？]
[なんてことだ、信じられない！どうして七男の若様がこんな生意気な小娘に目をつけるの？目が曇ってるんじゃない？]
[あの女、完全に売女だわ。七男の若様を誘惑しなければ、相手にもされないはずよ！]
[この一家はすごいわね。一人は甥と婚約し、もう一人はおじさんを誘惑する。姉妹揃って、まさに娼婦姉妹ね～]
コメント欄は爆発し、海外からも話題を覗きに来る人が殺到し、10分も経たないうちにネット全体がダウンした。
各サイトやSNSのサーバーが全てダウンし、「サーバーエラー、現在修復中です。ご不便をおかけして申し訳ございません」と表示された。
一橋貴明が去ってまもなく、中村少華と松本旻がこのニュースを見て、椅子から転げ落ちそうになった。
彼らは顔を見合わせ、異様な表情を浮かべた。
一橋逸飛と運動を終えたばかりの久我羽は、ベッドに寄りかかって息を整えながらこのニュースを見て、ベッドから飛び上がりそうになった。
「これはどういうこと？」
久我羽は目を見開いて怒り、スマートフォンを一橋逸飛に投げつけ、歯を食いしばった。
一橋逸飛は困惑しながらスマートフォンを手に取り、目を通すと、久我羽に劣らぬほど激怒した：「なんだって？おじさんと久我月が？」
久我月が自分のおじさんと親密な関係にあるのは、心穏やかではなかった。
どう考えても、彼女は自分の元婚約者なのだから！
「久我月は子供の頃から性格が悪く、目上を敬わなかった。祖母は彼女を田舎に追いやって放置したのに、戻ってきたと思ったら、すぐにおじさんを誘惑するなんて！」
