唐寧は墨霆の耳に口づけし、全身が烈火のように燃え上がり、目も潤んで、墨霆の耳元で切なく囁いた。「あなたが欲しい……」
墨霆は目を赤くし、一瞬身を離して引き出しからコンドームを取り出し、自分に防弾チョッキを着せるように、唐寧に最高の保護を与えた。彼は唐寧が上昇期にあり、早く子供を作るわけにはいかないことを知っていたからだ。ただ、彼らの寝室になぜこのようなものがあるのか、それが唐寧の表情を少し異様にさせた。
墨霆は唐寧の上に戻り、彼女の目を見つめ、さっきより冷めた表情を見て誤解があるかもしれないと気づき、説明した。「俺たちは夫婦だ。どこに行っても用意させているんだ。他の誰かと何かがあって残っているわけじゃない。俺は……ずっとお前を待っていたんだ。」
「私は……他の人とは経験がないわ。新婚初夜の半分だけ……」
唐寧はそれを聞いて、目の光が再び輝き始め、墨霆の喉仏にキスをした。「ごめんなさい……」
「少し痛むかもしれない。」墨霆は必死に我慢しながら、優しく彼女に注意を促した。
唐寧は恥ずかしさで下を見る勇気もなく、ただ固く頷いた。「どうせ……一度は痛んだわ。」
墨霆は彼女の肩を抱き、彼女の感覚を十分に気遣いながら、可愛らしい顔にキスをし、少しずつ彼女を我がものにしていった。そして……深く入った。
この世で最も素晴らしいことは、互いに溶け合う時に魂も一つになったと感じることだろう。墨霆は唐寧を見つめ、彼女の痛みがゆっくりと消えていくのを見てから、ゆっくりと動き始めた。彼は彼女に最高の初めての経験を与えたかった。一生この瞬間の所有を覚えていられるような……
今回、彼らは完全に互いのものになった……
窓の外では、月が静かに木の梢に掛かり、室内では赤面するような二人の運動が終わったところだった。
墨霆の体力に圧倒され、唐寧は疲れて目を開けられず、全身が酸っぱく力が抜け、意識は半分眠りかけていた。そして誰かが彼女の粘つく体を拭き取り、清潔な寝間着に着替えさせ、優しく彼女の額にキスをし、優しく休むように言うのを感じた。
