タクシーは林文聰たちの車を追い続け、顧寧が驚いたのは、彼らが「碧水藍天」に来たことだった。今日の出来事は本当に偶然で、彼女には少し信じられないほどだった!
でも、うまくいったのは良かった。あちこち走り回る必要がなくなり、より面倒にならずに済んだ。
彼らの車が「碧水藍天」に入ると、顧寧も車を降り、急いで「碧水藍天」に入った。
顧寧が感応キーを使ってドアを開けて入っていくのを見て、運転手は思わず感嘆した。この男は、他の女を家に連れ込むなんて、本当に言語道断だ。
彼自身も男であり、他の女性に対して考えを巡らせたことはあったが、越軌な行為はしたことがなかった。なぜなら、それは間違っていると思っていたし、自分の家庭を台無しにしてしまうからだ。
顧寧は一路ついていき、「碧水藍天」の中央にある別荘地区に到着した。
「碧水藍天」の周りは高層マンションで、中央は別荘地区だが、別荘はそれほど多くなく、20軒ほどしかなかった。
林文聰の車が008号別荘に入り、1階の車庫に停まった後、二人はそれぞれ蘇靜と黎真真を背負って別荘に入っていった。
顧寧は監視カメラを避けて忍び込み、外から別荘内の状況を透視で見ていた。林文聰が蘇靜を1階のリビングのソファに寝かせた後、黎真真を背負った袁森について2階に上がり、主寝室に入るのを見た。
顧寧は主寝室の位置を確認し、すぐに主寝室のバルコニーによじ登った。
林文聰と袁森は、自分たちの行動が誰かに監視されているとは夢にも思わず、バルコニーのカーテンさえ閉めずに、急いで行動を始めた。
「これを飲ませろ。もっと面白くなるぞ」林文聰は再び小袋を取り出し、袁森に渡した。
袁森は邪悪な笑みを浮かべた。聞くまでもなく、それが何であるかは分かっていた。
袋を受け取ると、水で溶かし、林文聰はカメラの準備をして、適切な位置に設置した。
袁森は林文聰から渡された粉末を水に溶かし、気を失っている黎真真に無理やり飲ませた。
しばらくすると、気を失っていた黎真真に反応が現れ、まるで熱が出たかのように、体中が燃えるように熱くなり、自分の服を乱暴に引っ張り始めた······
我慢できなくなった袁森が猛然と飛びかかり、林文聰も飛びかかって、三人での遊びが始まった······