中国と同じく、日本の大学生も卒業してから就職活動を始めるわけではありません。
特に大学院などに進学しない場合、通常は大学3年生の夏休みが終わるとすぐに就職活動を始めることになります。様々なアウトリーチプログラムに参加し、卒業生に相談をし、就職の経験を学び、参考書や復習資料を購入して、筆記試験や面接に備えます。
また、日本の大学の卒業式は一般的に3月の終わりで、その前に就職活動をしていれば、新卒として受け入れられ、一般的には好意的に受け入れられます。しかし、卒業後に就職活動を始めると、"既卒"となり、選択肢がぐっと狭まってしまうんです。学生は卒業前に仕事を見つけ、内定を得る必要があります。内定が得られない場合は、就職に失敗したとみなされ、卒業を半年または1年延期することができます。
これは中国とは異なります。中国では、新卒と対応する新卒は、卒業した後も少なくとも1年は持つので、十分に長い時間があります。
就職過程は非常に手間がかかります。
まず、企業説明会から始まります。企業側が学生に対して会社の背景、企業文化、部門の構成、主要な事業などを紹介します。
学生たちが気に入った会社を選んだら、履歴書を送ることができます。
ウェブ上から履歴書をダウンロードし、一般的には個人情報や経歴を記入するほか、特に"就職の動機"や"キャリア目標"、"学生時代に最も努力したこと"、"この業界で何を変えたいのか"などの特別な質問に答える必要があります。たとえば、ある出版社に入社したいと考えている場合、その出版社が提供する"自社の出版物を何を読んだか"という質問に、バラバラにウェブ上で検索した情報を書き込むだけではダメです。面接で質問されるとすぐに答えられないため、履歴書がすぐに落とされてしまいます。
誠実さすらできない人に、どうやって忠誠心を語ればよいのでしょうか。
履歴書が通った後は、筆記試験が行われます。
まずウェブ上で一回目の試験を受けたり、TC(テストセンター)の試験結果を提出します。これは日本の試験センターが直接企業に提供するもので、それに合格すると会社の筆記試験が行われます。