......
「あ～～～」
「もういいよ！」
しばらくして、マーガレットがマシューを遮った：
「見たところ天賦の才はないけど、努力は十分。この感じを覚えておいて、家で何度も練習すれば、スーライル鳴唱法の基本練習法を理解できるチャンスがあるわ。」
「でも本当に入門するには、持続的に練習することが求められるわ。魔法の世界には近道はないし、多くの人が近道だと思っているところは実は罠なのよ。そして練習するうえで最も重要なのは、正しい発声法よ。それを忘れてしまったら、追加のレッスンを受けて再学習する必要が出てくるわ。わかる？」
マシューは頷いた。
マーガレットの意味することは、追加料金が必要だったことだ。
「今日のレッスンはここまでね。」
マーガレットが奇術のように小瓶を取り出してマシューの机に置いた：
「今何か言ってみて。」
マシューは口を開けた：
「あ～～～」
「違うわ、私の声……」
彼は急に自分が声を失っていることに気づいた！！
「これは普通のことよ。スーライル鳴唱法を練習すると、初期段階では声帯に大きな負担がかかります。それは、まだ胸式呼吸法を完全にマスターしていないからよ。その要点を理解すれば、だいぶ楽になるわ。」
「だから、初期の練習段階では、魔法薬を補助として使う必要があります。例えば、私が自家製ののど飴をあげるわ。これを一粒なめれば、あなたの喉は元に戻るのよ。１日に最大12粒までなめることができるけど、理論上、私は1日に2粒をお勧めします。この小瓶には60粒入っているから、一ヶ月間の練習には十分よ。」
「学生価格、百金貨。買うか？」
マシューはその言葉を聞いてまずは安堵した。
マーガレットが法外な金額をふっかけてこなかっただけで、予想を上回っていた。でもよく考えてみれば、彼女は財を貪るタイプには見えなかった。
「僕は三百金貨を出すよ。」
マシューは自分から善意を示すことにした。
残りの百金貨はマーガレットとの友情を深めるつもりだ。
しかし、驚いたことにマーガレットが飛び跳ねて断固として拒否した：
