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177はマシューを連れて最上階の東側の部屋へと向かった。
彼は歩きながら説明した。
「心配しないで、あの子は今、とてもおとなしいんだ。
私の指導のもと、彼はまっとうなベジタリアンとなった。血の匂いや肉を見ると吐いてしまうから気をつけてね。
普段は彼に程よい量の米や小麦を供給するだけでいい。彼は自分で飢えを感じたときに石を食べるからさ。
もちろん、タンパク質や脂肪の摂取を保証するために、彼に毎週一桶の牛乳を提供できるといいんだ。そうすれば彼の体調を保つことができる。
なくても大丈夫だよ、食人鬼の体力は卓越している。たとえ何年も飢餓状態であっても、彼はまだ丈夫だからさ。」
話しながら。
二人は食人鬼が監禁されている部屋の近くに着いた。
マシューはここが本質的には多数の格子状構造体で組み立てられていることに気づいた。
この一帯では、177が思うがままに、様々な形状の基礎構造体を制御し、自分が望む建築物を建てることができる。
彼が自称坩堝ハウスの皇帝で、それは間違いないようだ。
部屋に入ると、マシューは一目で小山のように横たわるシンワックを見つけた。
彼は少し痩せたように見えたが、以前と唯一異なる点は首に細い首輪が付けられていたことだ。
177はその首輪を指差して言った。
「見たか、君の手の遥控器はその電気ショックの首輪を制御するためのものだよ。
私は遥控器に三つの段階を設定した。それぞれが異なる強さの電流刺激を示しているんだ。」
もし彼が不聴なら、遥控器を1段階に上げてみてください。そのとき、首と脊椎を通る電流が彼に対して軽い罰を与えます。
もし彼が何かを犯したなら、それを2段階に上げてみてください。彼はすぐにこれがあなたからの警告であると理解するでしょう。
しかし、ほとんどの場合、できるだけ3段階を使わないようにしてください。”
マシューは推測した。
「3段階の電流は強すぎて彼を傷つける可能性があるからですか?」
177はまず頷いて、それから首を横に振った。
「前半の推測は正しいが、後半は違う。事実、3段階の電流は彼にあなたが彼を報奨していると思わせるほど強力だよ。”
マシューはその時、頭が混乱していた。