「瞑想術?」
李牧とデマーシアは同時に驚いた。
デマーシアは目を輝かせた:
「つまり、オンラインゲームの武芸の秘伝書みたいなものか?」
フクロウさんは石板を丁寧に見て、うなずいてから首を振った:
「そうでもないわ。魔力の鍛え方について書かれているみたいね……」
「へえ!それなら秘伝書じゃないか!」
デマーシアは太ももを叩き、興奮した様子で言った。
エルフウォリアーも一部のスキルを使うのに魔力を消費するので、魔力の鍛錬は彼にとっても有用だった。
「魔力の鍛錬?」
李牧も目を輝かせた。
德魯伊として、魔力は彼の力の源だった。
「でも、私にはおおまかな内容しか分からないわ。詳しい内容はアリスさまに鑑定してもらう必要があるでしょうね。」
フクロウさんは言った。
そう言って、少し躊躇してから恥ずかしそうに尋ねた:
「あの……もしアリスさまが石板の内容を解析して、鍛錬方法を教えてくれることになったら、私にも教えてくれませんか?」
彼女はこの瞑想術らしき石板の内容にとても興味があった。今は魔法使いになったので、もし本当に魔法使いのための瞑想術なら、彼女にとってもとても役立つはずだった。
李牧とデマーシアは顔を見合わせて微笑み、快く答えた:
「もちろん!」
そして、彼らは石板を持ってアリスさまのところへ急いで向かった。
……
自然神殿の別殿で。
「瞑想術?」
李牧の言葉を聞いて、神像を拭いていたエルフの少女は動きを止めた。
アリスは振り向いて、李牧から石板を受け取り、注意深く調べ始めた。
しばらくして、彼女は喜びの表情を浮かべた:
「確かに瞑想術ね。しかも、エルフ族が失ってしまった『エレメント瞑想法』よ。上位銀級まで使えるのよ!『エレメント瞑想法』は効果がとても優れた瞑想術で、魔力と元素との親和性を高められるって言われているわ!」
本当に瞑想術だった!しかも上位銀級まで使えるなんて!
李牧とデマーシアは大喜びした。
このゲームの現在のバージョンではレベル40が上限で、レベル40でも黒鉄上位頂点に過ぎないのだ!
上位銀級まで使えるということは、次のバージョンまで使えるということではないか?