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Chapter 225 - 第225章 再び白羽

「先に失礼します。」林冰冰は少し恥ずかしくなった。さっき夏天を抱きしめた時のことを思い出すと、顔が熱くなるのを感じた。他の男性を抱いたことなんて一度もなかったのだから。

「警花さん、行かないでよ。僕は病人なんだから、看病が必要なんだ。」夏天は弱々しい声で言った。彼は哀れっぽく演じ、声を震わせて、まるでもうすぐ死にそうな感じだった。

「病人が四人を倒せるの?病人がベッドから飛び降りられるの?病人が飛脚になれるの?」林冰冰は夏天を睨みつけ、そのまま病室を出て行った。

「私も行くわ。」白伊伊はさっきまで怖くて、自分が何を掴んでいたのか分からなかったが、今になって気づいた。彼女は自分が何を掴んでいたのか分かったのだ。それは夏天の大切なところだった。

そう思うと、白伊伊はますます恥ずかしくなった。

白伊伊はそのまま病室から走り出た。

「なんだよ、行っちゃうなんて。僕一人になっちゃったじゃないか。」夏天は不機嫌そうに言った。

暇なので、夏天はあの小さな鼎を取り出し、それに加えてさっき大先輩から盗んできた一束の物も出した。

「ちょうどあいつらを探しに行こうと思ってたところに、向こうから来てくれるなんて。」夏天はその山のような物の中をかき回した。「これ、何だろう。めちゃくちゃだな。」

夏天は紙包みを一つ取り上げた。

紙包みを開けると、夏天は乾燥した小さな草を見つけた。

「これは何の草だ?見たことないな。」夏天は嗅いでみたが、かすかな清々しい香りしかしなかった。

夏天はまた古びた黄色い紙を取り上げた。そこには鬼の領域を操る方法や、巫蠱門についてのことが記されていた。しかし、その中で夏天の目を引いたのは主に二つのことだった。

一つ目はその草の用途について、二つ目は八月十五日の満月の夜に寶庫が開くことについてだった。「どうやら泥棒という職業は本当に金持ちになれる良い道なんだな。」

この二つのことに夏天は非常に興味を持った。その草は集魂草と呼ばれ、精神力を高める至寶だった。しかし、この薬草は陰氣が強すぎるため、直接服用することはできず、そうすると陰氣に傷つけられてしまう。

直接服用できるのなら、あの大先輩がとっくに食べていただろう。

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