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Chapter 202 - 第202章 あなたの点数が多すぎるようだ

目の前に残った40枚以上のトランプを見て、溫兆華は泣きたい気分だった。しかし、彼はまだ食べ続けなければならなかった。

「あなたはトランプを食べるデブちゃんです」と夏天は歌い続けた。

「ふん」と溫兆華は不機嫌そうに冷たく鼻を鳴らした。

「続けましょう」と島川梅子が言った。

第2ラウンドの賭けはバカラで、賭けの内容は、夏天が負けた場合は着物の前で跪いてD国に謝罪すること、島川梅子が負けた場合はテーブルの上で跪いて「D国人はみんなカメの子だ」と10回叫ぶことだった。

第2ラウンドの勝敗は第1ラウンドとは異なり、一度負けると勢力の尊厳の問題になってしまう。

見物人の多くは夏天が負けて恥をかくのを見たいと思っていたが、この件で華夏の面子を失うことは望んでいなかった。

バカラはバンカーとプレイヤーを賭けるゲームだ。

2人でプレイする場合、島川梅子が自然とバンカー、夏天がプレイヤーになる。

島川梅子は新しいトランプを1セット開けた。

「先にカードをチェックしてください」

「必要ありません。そのまま始めてください」と夏天は微笑んだ。

相変わらず落ち着いた様子だった。一方、島川梅子はすぐにカードをシャッフルし始めた。

おお!

島川梅子のシャッフルの技を見て、その場にいた人々は驚愕した。これはあまりにも凄すぎる。この手さばき、この技術は特殊技能を披露しているようだった。

1分後、島川梅子はシャッフルを終えた。

「カットしてください」

カットとは、どの位置から配るかを決めることだ。

夏天は適当にカットし、女性ディーラーが2人にカードを配った。

女性ディーラーは2人にそれぞれ2枚のカードを配り、夏天はすぐにめくった。1ポイント。

「もういいです」と夏天は微笑んだ。

夏天の言葉を聞いて、女性ディーラーは少し戸惑った。1ポイントは最小の点数なのに、もういいと言っている。これでは島川梅子が今すぐカードを開けば彼に勝ってしまう。

「お客様、本当にもういいのですね」と女性ディーラーは再確認した。

「はい」と夏天は頷いた。

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